緩んではいけないです
今日から保土ヶ谷区のリフォームが始まりました。
養生をしてから解体を始めました。
私は、現状の建物状況の確認と現場を見て材料の発注を行います。
新築でしたらあらかじめ設計した部材を発注すればよいですが、リフォームの場合は、現場の状況を確認して大きさを決定します。
以前は、欠陥住宅の鑑定調査や住宅性能評価員と財団法人の住宅性能検査員を行っていましたので、どういう工事を行うとこういう欠陥になるとか、ここを十分に行わないとどういう問題が発生するかということを、現場を通して見てきました。
私自身、欠陥住宅を造らない会のメンバーですので、欠陥工事を出すことは許されません。
現場が設計通りに工事されていない箇所や部材欠陥や寸法が足りないなどの状況に合わせて、部材の大きさを選定しなければならないのです。
現場から材木屋さんに、何度も電話します。材木屋さんも私の性格を心得ていますので、注文に忠実な材料を手配してくれます。
意に反した木材が届くと、悪いけど持って帰ってといってしまうからです。
注文通りにリフォームすればよいという気持ちではやっているのではなく、安心できる家にするんだ!という気合とこだわりを持って工事に望んでいます。
写真は、床をはがして現れた構造部分です。
金物のねじを手で廻すと、簡単に廻ります。全然、緩んでいて締まっていませんでした。
風が吹くと家が揺れるんですという、お客様の言葉が思い出されます。
緩む原因は色々ありますが、十分乾燥していない木材、安い木材を使うとその時は締めたつもりが、年数が経って木材が乾燥すると縮んでボルトが緩んでしまいます。
高くても十分乾燥した木材を使わないとだめですよ。
同じように見える木材でも、質は違いますので気をつけていただきたいです。
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